カラスコの電光石火弾で逃げ切ったベルギーがセルビアに辛勝【国際親善試合】

[写真:Getty Images]

国際親善試合のベルギー代表vsセルビア代表が15日に行われ1-0でベルギーが勝利した。

すでにユーロ2024の出場権を獲得しているベルギーは、バカヨコやカラスコ、ティーマンスらをスタメンで起用。3トップにバカヨコ、オペンダ、カラスコを並べた[4-3-3]の布陣で試合に臨んだ。

一方、3日後にユーロ本戦をかけてブルガリア代表との予選最終節に臨むセルビアは、最前線にヴラホビッチ、2シャドーにジュリチッチとサマルジッチを据えた[3-4-2-1]で試合に臨んだ。

試合は開始早々にスコアが動く。ベルギーは2分、敵陣でのハイプレスからパブロビッチのパスミスを誘発すると、これを対応しようとGKライコビッチが飛び出すが、オペンダのプレスにボールをファンブル。最後はこぼれ球を拾ったカラスコが相手GKをかわし無人のゴールにシュートを流し込んだ。

その後は一進一退の展開が続いたが、ベルギーは26分に再び決定機。中盤でのボール奪取からティーレマンスがロングパスを供給すると、これに反応したオペンダがゴール前まで持ち上がったが、シュートはGKライコビッチのセーブに防がれた。

対するセルビアは31分、スローインをボックス右で収めたサマルジッチのバックパスをボックス手前のパブロビッチがワンタッチで繋ぐと、ボックス内のジュリチッチが反転からシュート。しかし、これが右ポストに弾かれた。

ハーフタイムに両チームが選手を入れ替えて臨んだ後半、先にチャンスを迎えたのはベルギー。66分、ヴランクスのサイドチェンジを受けたデマンがボックス左から中に切り込みシュート。しかし、これはGKライコビッチのセーブに阻まれた。

その後は互いに選手を入れ替えながらゴールを目指したが、拮抗した展開が続く。するとセルビアは89分、ジブコビッチのパスをボックス左横まで駆け上がったコスティッチがダイレクトで折り返すと、ゴール前に走り込んだジュリチッチが合わせたが、これはクロスバーを直撃。

結局、試合はそのまま1-0でタイムアップ。開始早々のカラスコ弾で逃げ切ったベルギーが勝利を飾った。

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