「ふだい荒磯太鼓」どんどん稽古 26日に久慈で記念公演

記念公演に向け練習に励むふだい荒磯太鼓のメンバー

 普代村の創作太鼓団体「ふだい荒磯太鼓」(佐藤毅会長)は結成30年を迎え、26日に久慈市川崎町のアンバーホールで記念公演を行う。村の新たな芸能として始まり、現在は9~69歳の20人が所属。質の高い演奏を届けようと一丸となって練習に励んでいる。

 村郷土文化保存伝習館に11日、メンバー14人が集まり、通し稽古を行った。「ここは下手から出てきたほうがいいのでは」「少しテンポが早かったな」と意見を出し合い、当日の動きを丹念に確認した。

 使用する太鼓は複数の種類があり、最大で直径1.2メートル。演奏が始まると、その振動が地面を通して体に伝わる。勇ましいかけ声を発したかと思うと、繊細な手さばきで小さな音を響かせる。息の合った動きは圧巻だ。

 公演は午後1時開演。チケットは大人2千円、中学生以下千円で、村内の飲食店などで取り扱う。問い合わせは事務局(0194.35.2108)へ。

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