富山県は15日、県内のインフルエンザの患者報告数（6～12日）が48定点医療機関当たり10.27人となり、国が定める「注意報レベル」の10人を超えたと発表した。「注意報レベル」は今後大きな流行が起きる可能性があるとする基準で、超えるのは今年1月以来。前週は8.54人だった。
県厚生センターや保健所の管内別の報告数は、砺波14.14人、富山12.94人、高岡10.31人、新川5.0人、中部3.60人。
新田八朗知事は同日の定例会見で、秋の段階で注意報レベルを超えるのは新型コロナウイルス感染拡大前の2019年以来4季ぶりと説明。手洗いやマスク着用、換気、体調不良時に外出を控えることなど基本的な対策徹底を求めた。
咽頭結膜熱（プール熱）やコロナの感染にも注意を呼びかけ、インフルとコロナは重症化予防のための予防接種の必要性も訴えた。
