アイスホッケーの第11回日本学生女子大会が15日、南風原町のエナジックスポーツワールドサザンヒルで開幕した。
大学女子の国内最大の大会で、全国16大学が参加。県内では初開催となる。琉球大は予選リーグ初戦、山口大に18-0で大勝した。
17日まで4組4チームによる予選リーグが行われ、各組の1位が18日の準決勝に進む。19日に決勝と3位決定戦が行われる。
▽予選リーグC組
琉球大 18 7-0 0山口大
7-0
4-0
■[ヒロイン]地元の声援 攻守に力
初優勝を目指す琉球大が予選リーグ初戦、ゴールラッシュで山口大に快勝し、地元開催の大会で好発進した。
守備を固める相手に対し、序盤から攻勢に出た。大学から競技を始める選手が多い中、小学生から競技を続けてきた主将のDF千葉律(4年)、副主将のDF栄野川宙花(4年)がゴール前に攻め込んで次々とシュートを決めた。
第2ピリオドには千葉、栄野川が前線に持ち込んでアシストし、FW陣がフィニッシュする攻撃が決まり始め、垣花りりあ、永瀬瑞、屋比久美妃らがゴールネットを揺らした。守備は相手攻撃の芽を摘んで形をつくらせず、シュート0本に抑え込んだ。
8得点の千葉は「小さい頃から練習してきたリンクで多くの人が応援に来てくれて、いつも以上に気合が入った」と笑顔を見せた。一昨年と昨年は3位。「今年は優勝を目標にやってきた。氷の質やボードの跳ね返りなどが分かるホームの利を生かして勝ち進みたい」と頂点を見据えた。(田嶋正雄)