移動販売車で買い物支援サービス 「セブンあんしんお届け便」 小浜・南串山

移動販売車で買い物をする住民ら=雲仙市、雲仙スカイホテル

 コンビニ大手セブン-イレブン・ジャパン(東京)は15日、雲仙市小浜町の雲仙小浜マリーナ店(神尾彩也香オーナー)を拠点に、小浜、南串山両町で移動販売サービス「セブンあんしんお届け便」を始めた。
 高齢者らの買い物支援として全国で展開。移動販売車の導入は県内6台目。島原半島では初めて。小浜は高齢化に加え山間部に集落が多く、南串山にはコンビニ店がないため、両町を対象エリアに選んだ。
 小浜町内の公民館や事業所など計16カ所のうち、1日6~7カ所ずつを販売車が回る。南串山町内は今後ルートを決める。販売車では、おにぎりや冷凍食品などの食料品、使い捨てカイロといった日用品など計約350点を用意する。
 15日は、小浜町雲仙の雲仙スカイホテル駐車場で販売。宿泊施設の従業員ら約50人が訪れた。サンドイッチやキッチンペーパーなどを購入した70代女性は「コンビニで買い物するにはバスで30分ほどかかるので、すぐに買えてありがたい」と喜んだ。
 神尾圭輔店長は「商品を実際に見て買いたいという要望に応え、地域の役に立ちたい」と話した。巡回ルートの問い合わせは同店(電0957.74.5758)。

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