イタリアで騒動になった違法賭博問題に新たな容疑者、ミランの元イタリア代表DFフロレンツィが浮上

2021年からミランでプレーするフロレンツィ[写真:Getty Images]

ミランの元イタリア代表DFアレッサンドロ・フロレンツィが、違法賭博への関与で捜査対象に新たに浮上したようだ。イタリア『AGI』が報じた。

一連の違法賭博関与は大きな波紋を呼んでおり、ユベントスのイタリア代表MFニコロ・ファジョーリ、ニューカッスルのイタリア代表MFサンドロ・トナーリは容疑を認め、ギャンブル依存症であったことも克服。2年間の出場停止処分が下されている。

また、アストン・ビラに所属する元ローマのイタリア代表MFニコロ・ザニオーロも捜査を受けている最中。その他にも、様々な選手の名前が浮上しているという。

そんな中、新たに浮上したのがフロレンツィ。ザニオーロと同様の疑いがかけられており、数日以内に尋問を受けるという。

ザニオーロは嫌疑がかけられたものの、自身の潔白を主張。弁護士も「彼に不利な証拠は何も出ていない」とし、問題はないと考えているという。ただ、その中で「違法なプラットフォームでポーカーやブラックジャックは時々プレーしたが、サッカーに賭けたことはない」とし、八百長などの関与は完全否定も、禁じられているギャンブルは行ったとしており、フロレンツィも同様だという。

フロレンツィはローマの下部組織で育ち、クロトーネ、ローマ、バレンシア、パリ・サンジェルマンでプレー。2021年8月にレンタル移籍でミランへと加入すると、2022年7月からは完全移籍に切り替わっていた。

今シーズンは左右のサイドバックとしてセリエAで10試合、チャンピオンズリーグ(CL)で3試合プレー。場合によっては、ミランにとって痛手となりそうだが、どう主張するのか注目が集まる。

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