講師が知的障害の生徒蹴る、茨城 暴行罪で略式起訴

 茨城県立土浦特別支援学校で昨年10月、20代の男性講師が、知的障害のある高等部3年の男子生徒の尻を蹴っていたことが16日、県教育委員会への取材で分かった。講師は任用期間を終え、今年3月末に退職し、10月26日に暴行罪で略式起訴された。県教委は3月に把握していたが、懲戒処分にしていないとして公表しなかった。

 県教委によると、昨年10月14日、校内で授業中、副担任だった講師が生徒の尻を1回蹴った。学校の聞き取りに対し、当初は「生徒が物を投げるのを止めようとしたのが蹴ったように見えたかもしれない」と説明したが、今年3月になり故意だったと認めた。

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