埼玉死者100人に…交通死亡事故で 104人だった昨年より25日早く到達 歩行者が最多、バイクが増加し前年超

県内の交通事故死者、318日目で100人に到達

 埼玉県警は15日、川口市朝日の市道で14日に発生した死亡事故を受けて、今年の交通事故死者が100人に達したと発表した。100人到達は318日目で、統計の残る1969年以降で最も遅かった昨年の12月9日と比べると、25日早かった。昨年の年間死者は104人だった。

 県警交通総務課によると、死者100人の内訳は年齢層別では65歳以上の高齢者が10人減の51人で最多。状態別では歩行者が38人(前年同期比5人減)で最も多い。原付を含めバイクが31人で、前年に比べて9人増加していることが死者数を押し上げていて、同課は「二輪車の運転手はスピードの出し過ぎに注意し、交差点でも安全確認をするなど防衛運転に努めてほしい」としている。

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