アスレチックスがブリュワーズとトレード エイブラハム・トロ獲得

日本時間11月16日、アスレチックスはマイナーの右腕チャド・パトリックをブリュワーズへ放出してユーティリティ・プレーヤーのエイブラハム・トロを獲得するトレードが成立したことを発表した。パトリックは今年7月末のトレードでダイヤモンドバックスからアスレチックスへ移籍したばかり。アスレチックスは33歳のユーティリティ・プレーヤー、ジェイス・ピーターソンをパトリック経由で26歳のトロに変えることに成功した。

トロは2016年ドラフト5巡目指名でアストロズに入団し、2019年にメジャーデビュー。2021年7月にケンドール・グレイブマン、ラファエル・モンテロとのトレードでジョー・スミスとともにマリナーズへ移籍した。翌2022年は自己最多の109試合に出場したが、打率.185、10本塁打、35打点、OPS.563と打撃不振に苦しみ、同年12月にコルテン・ウォンとのトレードでジェシー・ウィンカーとともにブリュワーズへ移籍。今季はメジャーでわずか9試合しか出場できなかったが、打率.444、2本塁打、9打点、OPS1.302と存在感を示した。

今季のトロはマイナーAAA級で96試合に出場し、打率.291、8本塁打、58打点、OPS.845を記録。本来は選球眼のいい中距離打者であり、2019年にはAA級とAAA級の合計114試合で打率.324、17本塁打、80打点、OPS.938という好成績を残したこともある。守備面は三塁が本職だが、メジャーでは二塁手としての出場機会も多く、一塁も含めて内野3ポジションを守れるユーティリティ・プレーヤーとして起用されている。

現在25歳のパトリックは2021年ドラフト4巡目指名でダイヤモンドバックスに入団し、今年7月末にピーターソンとのトレードでアスレチックスへ移籍。プロ3年目のシーズンを終え、今度はブリュワーズへトレードされることになった。今季はAA級とAAA級で合計27試合(うち26先発)に登板して124イニングを投げ、4勝11敗、防御率5.59、129奪三振という成績を残している。

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