学生が驚いた日韓の看護の違いとは 韓国の学生が舞鶴の学校で実習

日星高の生徒に教わりながら患者役の足を拭く韓国の看護学生(中央)=舞鶴市上安久・同高

 京都府舞鶴市でインターンシップ中の韓国の看護学生7人が、看護科のある日星高校(同市)を訪れた。同科の生徒約30人と一緒に実習に臨み、日韓の看護の違いを学んだ。

 訪問したのは韓国の京福大学校看護科の学生たちで、10月3日から舞鶴市の舞鶴YMCA国際福祉専門学校で日本語の勉強や日本文化の体験をしている。11月25日からは京都市内に移り、2024年1月まで介護福祉施設で実習を行うという。

 舞鶴でのプログラムの一環として11月10日、看護科4年の生徒たちと患者の体を拭く「清拭(せいしき)」やトイレ補助の実習を受けた。韓国の看護師は医療的な行為がメインで生活補助は教わっていないといい、学生たちは体を拭くタオルの温度の調整など行き届いた配慮に感心していた。
 

 日星高校看護科4年の女子生徒(19)は「日本と韓国で看護師の仕事内容に違いが大きく驚いた。韓国語を教えてもらったりと交流もできて楽しかった」と話した。

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