JFLクリアソン新宿の来季監督に北嶋秀朗氏! J1通算59得点の元日本代表FW「自分のすべてを捧げる覚悟で引き受けます」

[写真:©超ワールドサッカー]

日本フットボールリーグ(JFL)のクリアソン新宿は16日、北嶋秀朗氏(45)が2024シーズンから新監督に就任すると発表した。

市立船橋高校時代に名を上げ、Jリーグでは柏レイソル、清水エスパルス、ロアッソ熊本でプレーした北嶋氏。J1リーグ通算230試合59得点、J2リーグ通算73試合14得点を誇り、日本代表でも通算3試合1得点をマークした。

引退後は熊本やアルビレックス新潟、大宮アルディージャのトップチームでのコーチを経て、2023シーズンからJFL新宿のトップチームでヘッドコーチに。新宿は来季のJリーグ入会が条件付きで承認(※1)されていたが、来季もJFLで戦うことが決定している。

(※1)今季のJFLで2位以内を確保できず。今季は2試合を残して10勝4分け12敗の10位となっている

北嶋氏は監督就任にあたり、クラブ公式サイトでコメントを発表。熟考の末のオファー受諾であったことを明かしている。

「2024シーズン、クリアソン新宿の監督をつとめます北嶋秀朗です。監督の成山さんから『来年の監督いかがですか?』とお話をいただいたときに、成山さんの監督へのこだわりを以前から知っていたので本当に驚きました」

「同時に、それだけこだわっていた監督を僕に託そうとしてくれていることに喜びを感じつつ『クリアソン新宿の監督に、自分が本当に相応しいのか』『成山さんの想いに応えられるのか』そのことにかなり悩みました」

「このクラブに来てから『誰かのために走る』の『誰かのために』の部分を深く強く学びました。選手たちからもクラブの人たちからも、大切な誰かのために感動を届けようとする本気の姿勢を、この10ヶ月、見せ続けられてきたからです」

「そして、その姿に共感してくれる方々がパートナーという形で集まり、いつもどんなときでも応援してくださる。その人たちをまた喜ばせるために頑張り続ける。そんな素敵な関係を目の前で見てきました」

「どこかで利己な部分を強く持っている自分が、いつも誰かの力になろうとし続けるクラブで監督をつとめてもいいのか。そんな自問を繰り返していました」

「監督を引き受けさせていただくことにしたのは、サッカーを通じてたくさんの人に感動を届けたい想いは、僕自身も負けていないと感じたからです」

「監督の1年目をクリアソン新宿でスタートさせていただけることに感謝の気持ちと誇りを持ち、自分のすべてを捧げる覚悟で監督を引き受けます」

「皆さんと共に頑張りたいです。よろしくお願いいたします。北嶋秀朗」

なお、新宿は成山一郎監督(46)が今季限りで退任することも併せて発表している。

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