泉房穂氏、吉村大阪府知事に「どこまで国民に負担転嫁?」橋下氏の「リングは万博に必要」に「意味不明」

兵庫県明石市の前市長・泉房穂氏が16日、X(旧ツイッター)を更新。大阪・関西万博で建設の是非が問われている「350億円リング」について、この日共演したテレビ番組で吉村洋文大阪府知事が「残す可能性」に言及したことについて「どこまで国民に負担を転嫁するつもりなのだろう」と指摘した。また、問いを投げかけていた元大阪市長の橋下徹氏が「リングは国民には不要でも万博には必要」とXで回答したことには「意味不明」と疑問を呈した。

この日朝、TOKYO MXの「堀潤モーニングFLAG」の「激論サミット」のコーナーで、泉氏は吉村知事とスタジオ生出演し、大阪・関西万博について激論を交わした。

泉氏はXで「今や〝無駄遣いのシンボル〟と言われている『350億円リング』、今朝のテレビ番組で、吉村知事が『残す可能性』に言及。残すことになれば、予定になかった『維持管理費用』が、さらに国民負担となりかねない。どこまで国民に負担を転嫁するつもりなのだろう…」と問題提起した。

また、泉氏は前日から橋下氏と万博を巡る議論を続けてきたが、「350億円リングの必要性」を問いかけたことに対して、橋下氏が「350億円のリングは国民にとって必要かと言えば必ず必要なものではない。ただし今回の万博にとっては必要」と回答したことに16日付Xで言及した。

泉氏は「『350億円のリングは、国民にとって必要かと言えば、必ず必要なものではない。ただし今回の万博にとっては必要』と言われても意味がわからない。国民にとって必要がなければ、350億円もの大金(その大半は国民の負担)をつぎ込んでまでつくる必要はないのではなかろうか…」と見解をつづった。

(よろず~ニュース編集部)

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