「似顔絵を描く現場は年々増えている」 警察官が犯人特定へ捜査用似顔絵のコツを学ぶ

犯人逮捕の重要な手掛かりとなる捜査用似顔絵の技術を高めてもらおうと、愛媛県警察学校で16日講習会が開かれ、若手警察官らがコツを学びました。

16日の講習会には、県内の警察署などに勤める若手警察官16人が参加し、まず、モデルを直接、見ながら似顔絵を作成、指導員から目や鼻などそれぞれのパーツの描き方について、アドバイスを受けました。

続いて実際の捜査のように、指導官が伝える情報を元に作成していきました。

そして、完成すると参加者はそれぞれの似顔絵を見比べながら、特徴を反映できているか講評がありました。

(県警本部鑑識課機動鑑識第二係長・林田聡似顔絵指導員)
「似顔絵を描く現場というのは、性犯罪などを中心に年々増えていますので、全ての警察官が現場で即座に似顔絵を描いて手配したら、犯人が捕まる可能性も高まるので」

県警によりますと、似顔絵は窃盗事件や詐欺事件などの捜査で活用されていて、今年に入って先月末までに40件が作成され、そのうち8件で犯人特定に繋がったということです。

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