新スタジアムの名前に“ウイング(翼)” キャプテン翼の作者・高橋陽一さんが“スポーツの力”“平和”を発信「エディオン・ピースウイング広島」の開業で始まるプロジェクトの“キャプテン”に

サンフレッチェ広島は、新しいサッカースタジアム「エディオン・ピースウイング広島」の開業と共に、「スポーツの力」や「平和」などを発信するプロジェクトを始めます。マンガ「キャプテン翼」の作者・高橋陽一さんにも参加してもらう事を発表しました。

広島市内で16日に開かれたプロジェクトの発表会には、高橋陽一さんも出席しました。

マンガ作家 高橋陽一さん
「まずは広島にサッカー専用の素晴らしいサッカースタジアムが出来ること、おめでとうございます」

発表会では、高橋さんが参加することを記念して、ライブドローイングが行なわれました。

プロジェクトは、新スタジアム開業をきっかけに、世界中から人が集うスタジアムから「スポーツの力」「夢」「世界平和」という3つのテーマを発信することを掲げています。

具体的には、プロジェクトの象徴として高橋さんが描く全長10メートルのスタジアムに掲げる壁画を制作するほか、小学生を対象としたサッカー大会「ピースカップ」の開催などを計画しています。

そのプロジェクトの“キャプテン”が高橋陽一さんです。

高橋陽一さん
「ウイング(翼)という名前のスタジアムができると聞いて、本当にうれしかったです。ぼくのマンガが世界平和に貢献できるならうれしいという思いで引き受けました」

高橋さんは以前、広島での原爆の被害を描いた上で、ワールドユースでの主人公の大空翼の優勝スピーチでこんなシーンを描いています

「ぼくはサッカーで世界平和を訴えたい。『サッカー世界平和宣言』これがぼくの優勝スピーチです」(主人公・大空翼のスピーチ)

高橋陽一さん
「戦争が地球上に起きていて、どうせ戦うならサッカーで楽しく戦ってほしいとマンガで描かいた。そういう思いが伝わればいいなと思います」

壁画にもこのモチーフが描かれるということで、スタジアム開業となる2024年2月に向けて作られるということです。

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