月経痛で欠席は追試対象と通知へ 高校入試で文科省

 文部科学省は16日、月経痛や月経前症候群(PMS)で高校入試を欠席した場合、追試験の対象とするよう求める通知を年内に都道府県教育委員会などに出す方針を固めた。これまで新型コロナウイルス感染症やインフルエンザは通知に明記されていたが、月経痛などは明示されておらず、教委によって対応が分かれていた。

 文科省は、新型コロナやインフルエンザを理由とした欠席は、追試験や調査書による選考を実施して生徒の受験機会を確保するよう求めている。

 通知には「インフルエンザ等」と「等」があるため、現状でも月経痛を対象にできるが、「月経随伴症状」と明記することで、教委に統一的な対応を促す。

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