中3自殺、遺族側が再調査求める 報告書受け、富山

 昨年11月に富山市立北部中3年の女子生徒=当時(15)=が自殺した問題で、市教育委員会が設置した調査委員会がまとめた報告書について、遺族側は16日、「重大事態が看過された原因が究明されていない」として新たな組織による再調査を求める意見書を市教委に提出した。

 調査委は、昨年11月の女子生徒自殺を受け発足。今年9月報告書をまとめた。女子生徒が1年の時にいじめを受けたと認定したが「自死の原因になったとは考えられない」と結論。市の対応について、保護者からいじめの訴えがあったのに、十分な調査や組織的な対応を怠ったと指摘した。

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