少女2人にみだらな行為をし、その様子を撮影したとして、児童買春・児童ポルノ禁止法違反(製造)などの罪に問われた元滋賀県栗東市立中学校教諭の男(27)=懲戒免職=の判決公判が11月16日、大津地裁であり、沖敦子裁判官は懲役2年、執行猶予4年(求刑懲役2年)を言い渡した。
判決によると、男は元教え子の10代の少女2人が18歳未満と知りながら、4月16日~7月1日、大津市内の駐車場に止めた車の中で性交したほか、自身にわいせつ行為をさせる様子をスマートフォンで動画撮影するなどした。
判決理由で沖裁判官は「被害者からの好意や被告に嫌われたくない心情につけ込んで、性的行為に応じるよう言葉巧みにあおって犯行に及んだ」と指摘。「被害者の心情に意を払わず、性欲を満たす道具のように扱った」と非難した。