日本代表がミャンマーに上田綺世のハットなどで5発快勝スタート! 佐野海舟&前川黛也もデビュー【2026W杯アジア2次予選】

[写真:Getty Images]

日本代表は16日の2026年北中米ワールドカップ(W杯)アジア2次予選でミャンマー代表をパナソニック スタジアム 吹田に迎え撃ち、5-0と快勝した。
【動画】日本代表がW杯予選快勝スタート! 上田綺世が圧巻のハットトリック

FIFAランキング158位を相手に次回W杯の初戦に挑む日本は冨安がメンバー外となり、遠藤や伊東、久保もベンチに。注目の左サイドに相馬を抜てきし、中山がゲームキャプテンを務めた。

キックオフの早い段階から日本が攻め、ミャンマーが守るという構図に。自陣深くに全員が引いてブロックを作るミャンマーをどう崩していくかがテーマになる日本は探りの時間が続いたが、しっかりと先手を奪う。

相手を押し込む状況のなか、11分にバイタルエリア左の南野が右足でゴール前に浮き球パスを出すと、最終ラインのスペースに走り込んだ上田がヘッド。ほぼ後ろからのボールだったが、うまくゴール左に飛ばしてみせる。

0-0が長引けば重苦しい流れになりそうだったが、早いうちに上田の代表通算3ゴール目となる今予選第一号でこじ開けた日本はその後も攻勢。先制した流れに乗ってそのまま畳みかけようと、町田も果敢なミドルで迫る。

そうして終始日本のペースで試合が進むなか、28分にバイタルエリア中央でボールを受けた鎌田が左足をひと振りすると、豪快にゴール右に突き刺さり、追加点奪取にも成功。鎌田にとって、代表通算7得点目となる。

34分にも堂安が直接FKで迫り、圧倒的に日本が主導権を握ると、45+4分にバイタルエリア右の堂安がボックス右の背後にスルーパスを出すと、上田が反応。やや角度の厳しいところから右足で流し込み、3-0で折り返す。

後半から渡辺、そしてデビュー戦の佐野を送り出した日本は先制点に続き、南野&上田のラインが再び。50分、バイタルエリア左の南野が背後にボールを出すと、上田が息ぴったりの裏抜けから右足で浮かせてまたもネットを揺らす。

上田のハットトリックで後半もスコアを動かした日本は勝敗を決したなかでも2アシストの南野や相馬がゴールに迫り、攻撃の手を緩めず。66分に上田と南野をお役御免とし、守田と細谷の投入に動いた後も一方的に攻める。

そんな日本は81分に最後の交代でGK前川が大迫に代わってピッチに入り、代表デビューを果たしたなか、86分に堂安が守田の浮き球パスをトラップして左足でゴール。古巣パナスタで待ちに待った代表初ゴールとなった。

危なげない戦いぶりでミャンマーを一蹴した日本は見事に快勝スタート。21日にはサウジアラビアでシリア代表戦に臨む。

日本代表 5-0 ミャンマー代表
【日本】
上田綺世(前11、前45+4分、後5)
鎌田大地(前28)
堂安律(後41)

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