2026年北中米ワールドカップ(W杯)・アジア2次予選グループC第1節の韓国代表vsシンガポール代表が行われ、ホームの韓国が5-0で圧勝した。
11大会連続の本大会行きを目指す韓国は、今予選で中国代表、タイ代表、北朝鮮代表と同居したグループに所属。この初戦ではホームでシンガポールを迎え撃った。クリスマン監督はこの予選初陣に向けてソン・フンミンやキム・ミンジェ、ファン・ヒチャン、イ・ガンインといった主力を順当に起用した。
立ち上がりから圧倒的にボールを握って押し込む展開を作り出した韓国。しかし、[5-4-1]のブロックを敷くシンガポールの守備に手を焼き、なかなかゴールをこじ開けることができない。
それでも、0-0で折り返しかに思われた前半終盤に見事な連携プレーで先制点を奪い切る。44分、相手陣内中央右でボールを持ったイ・ガンインが絶妙な斜めのパスをゴール前のスペースに落とすと、これに完璧なタイミングで反応したチョ・ギュソンが左足ダイレクトで合わせた。
辛くも1点リードで後半に臨んだ韓国はここから自慢の攻撃陣が本来の力を発揮。ゴールラッシュを見せる。
まずは49分、味方との連携で右サイド深くに侵攻したチョ・ギュソンからの浮き球のクロスをゴール前で競り勝ったファン・ヒチャンが頭で合わせ、後半最初のゴールとする。
さらに、畳みかける攻撃が続くなか、63分にはボックス手前右でボールを受けたソン・フンミンが短い持ち出しから圧巻の左足のコントロールシュートをファーポストに突き刺す。続く68分にはファン・ウィジョがPKを冷静に左隅へ流し込み、試合を決める4点目とした。
その後、積極的なメンバー交代で試合をクローズにかかる韓国だが、85分にはペナルティアーク右で相手のクリアに反応したイ・ガンインが鋭い左足のミドルシュートをゴール右下隅に突き刺し、この日のゴールショーを締めくくった。
そして、ホームでシンガポール相手に5-0の順当勝利を飾った韓国はW杯予選を白星発進。次節は21日にアウェイで中国と対戦する。
韓国代表 5-0 シンガポール代表
【韓国】
チョ・ギュソン(44分)
ファン・ヒチャン(49分)
ソン・フンミン(63分)
ファン・ウィジョ(68分[PK])
イ・ガンイン(85分)
