富山市は、身体・認知機能が衰える「フレイル」を予防する体操「シニア・ライフフィーバー」を制作した。音楽に合わせて楽しく体を動かせる内容で、老人クラブや地域包括支援センターを通じて広め、「ご当地体操」を目指す。普及のためのDVDも作成し、米映画「サタデー・ナイト・フィーバー」を思わせるディスコ風の演出も取り入れた。藤井市長が定例会見で説明した。
理学療法士の資格を持つ福祉保健部の若手職員が、健康寿命延伸を目的に、お年寄りが気軽にできる運動として発案。市内の健康運動指導士、古川公成さんが監修し、振り付けを担った。手足を曲げ伸ばしするほか、両手で別々の動きをするなど認知症予防につながる動作も盛り込んだ。
DVDは700枚作成。古川さんが市民と共に実演するだけでなく、白いスーツに身を包み、ミラーボールの下で体操する場面もある。動画投稿サイト「ユーチューブ」の市公式チャンネルでも発信する。