FAがアルテタ監督を告発…ニューカッスル戦後の判定批判が処分対象に

FAから告発されたアルテタ監督[写真:Getty Images]

アーセナルのミケル・アルテタ監督が、ニューカッスル戦後の発言を巡ってイングランドサッカー協会(FA)から告発された。イギリス『BBC』が伝えている。

アーセナルは4日に行われたプレミアリーグ第11節でニューカッスルと対戦し、0-1の敗戦を喫した。

同試合ではFWアンソニー・ゴードンが決めた決勝点に関して、ボールがゴールラインを割った可能性、FWジョエリントンのDFガブリエウ・マガリャンイスに対するオフェンスファウル、ゴードンのオフサイドの可能性という3つの事象がVARによって検証されたが、最終的にニューカッスルのゴールが支持された。

この微妙な判定にどうにも納得がいかなかったスペイン人指揮官は、「このゴールが認められることは、絶対に恥ずべきことだ」、「恥ずかしいことに、私はこの国に20年以上住んでいるが、これは世界最高のリーグと形容するには程遠いレベルだ」などと、同試合でのレフェリングを痛烈に非難。

さらに、クラブも「アーセナルは土曜日の夜にさらに容認できない判定とVARのミスがあったことを受けて、ミケル・アルテタ監督の試合後のコメントを心から支持する」と、指揮官の発言を全面的に支持する声明を出していた。

今回の発言に関しては以前のケースを鑑みた際、処分対象となることは確実とみられていたが、やはりFAはアルテタ監督の発言を問題視。告発することを決定した。

「彼(アルテタ)のコメントは、マッチオフィシャルに対する侮辱的なものであり、且つあるいはゲームに有害であり、且つあるいはゲームの評判を落とすものであるため、不正行為に該当するとの申し立てがなされている」

なお、アルテタ監督には21日までに今回の告発に応じる必要があるが、罰金処分あるいはベンチ入り禁止処分を科される可能性が高い。

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