ミランの元イタリア代表DFアレッサンドロ・フロレンツィが、違法賭博を行ったことを認めた。イタリア『スカイ・スポルト』など複数メディアが報じている。
先月に第一報が届けられ、新たなカルチョ・スキャンダルとして国内外で大きな話題を集めたイタリアの違法賭博問題。この一件でいずれもサッカー賭博に関与したユベントスのイタリア代表MFニコロ・ファジョーリ、ニューカッスルのイタリア代表MFサンドロ・トナーリが数カ月間の出場停止処分を科された。
さらに、両選手以外ではアストン・ビラのイタリア代表MFニコロ・ザニオーロも捜査対象となっているが、同選手は「違法なプラットフォームでポーカーやブラックジャックは時々プレーしたが、サッカーに賭けたことはない」とし、サッカー賭博関与を否定したものの、違法賭博を行ったことを認めていた。
そういったなか、フロレンツィはザニオーロと同様に違法賭博への関与が疑われ、トリノの検察のマヌエラ・ペドロッタ検察官による事情聴取を受けた。
同選手は今回の事情聴取で違法なプラットフォームに賭けたことを認めたものの、賭けの対象はルーレットなどのギャンブルゲームのみで、サッカーの試合には賭けていなかったとの主張を行った。
今回の事情聴取後、フロレンツィの弁護士は「フロレンツィは検察の聴聞を受け、自身の立場を明確にし、サッカーに関するいかなる種類の賭けにも絶対に関与していないことを繰り返し述べた。彼は違法なプラットフォームでプレーしたことも認めた」と、依頼人の状況を説明している。