大谷「特別なこと」 愛犬とMVP受賞喜ぶ

米大リーグ、ア・リーグのMVPに2年ぶりに選ばれ、専門局MLBネットワークの番組で喜びを語る大谷翔平=16日

 【ロサンゼルス共同】「特別なことだなと思う」。米大リーグで2年ぶり2度目の最優秀選手(MVP)に輝いた大谷翔平(29)は16日、受賞者を発表した専門局MLBネットワークの番組に中継で登場し、穏やかな表情で喜びを語った。

 大谷はグレーの丸首の長袖シャツに、青色のズボン姿。ソファに座り、右脇に犬を抱きながらリラックスした様子で出演した。受賞が発表されると、犬と「ハイタッチ」し、にこやかに笑った。

 スタジオからの質問に通訳を介して答えた大谷は今季を振り返り「投打のバランスがすごく良かったと思うし、より高いレベルでこなせていたと思う」と充実感を口にした一方、けがで終盤の約1カ月を欠場しただけに「最後まで出続けられたわけではないので、そこだけが心残り」とも語った。

 大谷は9月に野球人生で2度目の右肘手術を受けた。10月1日の今季最終戦では患部をギプスで固定していたが、この日は見られず「順調に、(2018年の)1回目よりもスムーズに来ている感覚はある」と話した。

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