サイコロ振って 歩け歩け 長崎の町が「すごろく盤」 約200組がクイズ、ゲームで歴史学ぶ

クイズに正解し、サイコロを振る家族=長崎市元船町

 長崎の町をすごろくの盤面に見立てて巡る「まちあるき双六(すごろく)大会」が12日、長崎市中心部であった。長崎市江戸町の県庁舎跡地を発着点に、親子や友人同士など約200組が出島や長崎駅周辺を歩き、ゲームやクイズを通して長崎の歴史を学んだ。
 さるくガイドなどでつくる「ながさき双六の会」が4年ぶりに開き、14回目。コースには江戸時代の海の玄関口の出島や、再開発が進む陸の玄関口JR長崎駅周辺などを盛り込んだ。
 参加者はサイコロを振り、出た目に従ってまち歩き。ポイントでは長崎にまつわるクイズのほか、紙相撲やけん玉などのゲームに挑戦しゴールを目指した。
 参加した同市立日見小2年の川井めいさん(7)は「知らないところがたくさんあった」、母の里佳さんは「車で移動することが多く、歩いて回るのは新鮮」と充実した様子だった。
 発着点の県庁舎跡地では、県産品アンテナショップ「県物産館」と、毎月最終日曜日に長崎市伊王島で開かれる伊王島朝市が出張した「#ナガサキアオゾラ市場」も開催。テントやキッチンカーが並び、浜焼きコーナーでは、訪れた市民らが、ブランド化が図られている「伊王島日の出カマス」やカキ、かんころ餅など、購入した商品をその場で焼いて味わった。

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