ラピダス、カナダの企業と協業 AI向け半導体を量産

米西部カリフォルニア州で開いた調印式で、握手を交わすラピダスの小池淳義社長(右)とテンストレントのジム・ケラー最高経営責任者(CEO)=16日

 次世代半導体の国産化を目指すラピダスは17日、カナダの新興企業テンストレントと協業すると発表した。半導体の設計に強みを持つ同社と組み、AI向けの半導体を量産する。スマートフォンやスマートウオッチなどに消費電力を抑えた半導体を普及させることを目指す。

 ラピダスの小池淳義社長とテンストレントのジム・ケラーCEOが米西部カリフォルニア州で現地時間16日、調印式を開いた。小池氏は共同通信の電話取材に応じ「半導体の設計に強いテンストレントと緊密に連携し、良い半導体を製造していく」と述べた。

 ラピダスは、回路線幅が2ナノメートル相当の最先端半導体を2027年から量産することを目指している。

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