浜崎なおこ、初のソロアルバム『pieces』2023年12月16日(土)リリース決定! 2024年1月26日(金)リリース記念ワンマンライブ決定!

1988年、Replicaのボーカルとしてメジャーデビュー。アルバム11枚をリリースし、1996年解散。その後、アニメ『エルフを狩るモノたち1.2』や『ヤマトタケル』主題歌、“Naoco & The Infections”や、甲斐バンド・元ARBの田中一郎とのユニット“なおこと一郎。”など様々な形で自身の音楽活動を続けてきた 浜崎なおこ。 2020年からは、本格的なソロ活動をスタートし、コロナ禍の混沌と不安の中で真っ直ぐ“心一つ、身一つ”で音楽と向き合うため、アコースティックな弾き語り中心にソロ活動してきた浜崎なおこが、2023年12月16日、待望の初ソロアルバム『pieces』をリリースする。

タイトルの“pieces”は、“作品集”の意味のほかに“日々生きてゆく中での想い=心のカケラ”というダブルミーニング。 1、2、5曲目は一発録りの浜崎なおこの弾き語り。3、4曲目は元NONSECTの広本葉子、元NOMA JEANの山田直子、そしてReplicaメンバーでもある浅田昌也、YAN-Gと、それぞれソロ活動をサポートしてくれる素晴らしいミュージシャンたちと織りあげた。 レコーディングエンジニアにはReplica時代から交流のある、ザ・クロマニヨンズのエンジニアとしても知られる川口聡を迎え、レコーディングの一瞬、一瞬や、空気そのものを収録していくことを大切にした、ライブな作品集。 各曲の最後に記載された日付は、まさにその記録。浜崎なおこの“今”が確かに刻まれた一枚に仕上がった。 また、来年1月26日には、三軒茶屋 Grapefruit Moonにてリリース記念ワンマンライブの開催も決定している。 ▼「流星」Music Video

https://youtu.be/T80rqWJPmBE

▼「slow life」Music Video

https://youtu.be/0PMF_xRx0fE

【浜崎なおこプロフィール】

小学3年生の時にスージー・クアトロの「ママファンキーロックンロール」を聴いてロックに目覚める。

1988年、ロックバンド“Replica”のボーカリストとしてデビュー(96年解散後、デビュー30周年の記念の再結成ライブを行なう)。

アニメ『エルフを狩るモノたち1.2』や『ヤマトタケル』の主題歌やNaoco & The Infectionsなど様々な形で自身の音楽活動を続ける。

コロナ禍の2020年12月、空の見える大きな窓のスタジオから“それぞれの場所でそれぞれのマジックアワーを眺めながら同じ時間を過ごそう”というコンセプト“magic hour with Naoco”初の生配信レコーディングスタジオライブを行なう。これを機に本格的にソロ活動開始。

2022年にはデビュー当時からの盟友ヒトミィク(倉本ひとみ ex.Han-na)に託された楽曲「INORI」をヒトミィク プロデュースにより発表。

浅野保志(ぴあ)ライナーノーツ

Replicaのボーカリスト 浜崎なおこの1stソロアルバム『pieces』が、2023年12月16日にリリースされる。

Replicaは1988年にデビューした5人組ロックバンド。1996年に惜しくも解散するも、浜崎なおこはボーカリストとして活動を続けてきた。2020年12月からソロ活動を開始。2022年3月には、急逝した盟友Han-naのボーカリスト倉本ひとみ=ヒトミィクに託された曲「INORI」をリリースした。そして今回届けられた『pieces』には、基本的に一発録音の5曲が収められた。

浜崎自身のアコースティックギターとボーカルで、穏やかに淡々と、しかし荘厳とした迫力で胸を打つ「流星」。哀愁に満ちた歌声は太く、ボルテージが上がる後半はまるでレクイエムのような厳かな気持ちになる。続く「Slow life」はエレキギターのアルペジオに乗せて研ぎ澄まされた“生”の切なさが描かれている。「舟はゆく」は広本葉子のピアノの旋律がたゆたうアレンジ。Replica時代からずっとパートナーとして浜崎を支えるYAN-Gのベースがしっとりと絡み、祈りにも似た名曲だ。「椿」は同じくReplicaのメンバー 浅田昌也の軽快なアタックのピアノとマニピュレイト、山田直子のベース、そして浜崎のギターが心地よい仕上がり。最後の「おやすみ」は、喧噪のノイズからアコースティックギターの弾き語りでささやくような、情感溢れるボーカルが聴きどころだ。

私事で恐縮だが、僕は1989年にReplicaのライブを観て以来、ずっと浜崎なおこさんの歌声に人生を狂わされてきた。情報誌の音楽ページを担当する編集者になって、デスクから「お前の一番好きなアーティストの魅力をコラムにしてみろ」というお題に迷わずReplicaの原稿を描いた。ずっとライブに足を運び、アルバムが発表されるたびにインタビューさせてもらった。30年以上のときが流れ、なおこさんのユニットやReplicaの再結成や、歌を体感できる機会があれば欠かさず会場に駆け付けた。出会った頃は20歳そこそこの若造だった自分が50代半ばとなって、コロナ禍ではエンタテインメントが不要不急と言われ、世界の価値観は変わりあちこちで紛争や戦争やフェイクが溢れ、生きることにさえときに迷いが生じることになっても、自分が夢中になる拠り所は音楽だった。なおこさんはバンド時代も、そしてソロになって音楽性も一見穏やかに変遷してきたようにみえても、その表現力、生命力の多彩さは一貫していて、僕の日常になくてはならないものとして君臨しているのだ。2023年5月に三軒茶屋で開催されたライブに足を運んだときも今回の作品から4曲が演奏され、そのとき新曲だった「舟はゆく」に、胸の奥を鷲掴みにされた記憶がまだ消えない。

今回届けられた5曲も、自分にとってかけがえのない宝物としてずっと存在し続ける予感がしている。

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