静岡県教育委員会は教室にスマホを設置し、女子児童の着替えを盗撮した男性教諭ら2人を懲戒免職にしたと11月16日発表しました。
＜静岡県教育委員会の会見＞
「大変申し訳ありませんでした」
懲戒免職処分を受けたのは、県立中央特別支援学校に勤務する男性教諭（32）と県東部の小学校に勤務する男性教諭（25）です。
特別支援学校の男性教諭は2023年9月、駅で酒に酔って寝ていた男性から財布などを盗んだとして逮捕されていました。
一方、小学校の男性教諭は2023年7月、水泳の授業中にスマホを設置し、女子児童の着替えの様子を盗撮しました。
男性教諭は当初、学校や教育委員会に対して「故意ではなかった」と虚偽の説明をしていましたが、警察の調べでは一転して「好奇心から盗撮した」と行為を認めていて、県教委の調査の限界が露呈した形になりました。
＜静岡県教育委員会 水口秀樹教育部長＞
「（警察にも）相談をしなければならなかったなと感じている。学校や所管の教育委員会の判断として、不適切だったと（感じている）」
県教委の懲戒処分は2023年度に入って12件となり、逮捕案件が相次いだ2022年度の14件に迫る事態です。
