ヤンキースとメッツを含む5球団以上がレイズ・マーゴの獲得に興味

マニュエル・マーゴ(レイズ)がトレード市場において複数のチームからの関心を集めているようだ。米メディア「ジ・アスレチック」のケン・ローゼンタール記者はヤンキースがレイズと複数回のトレード交渉を行っていることをリポート。一方、「ニューヨーク・ポスト」のジョエル・シャーマン記者はメッツがレイズとトレード交渉を行ったことを報じ、「少なくとも5チームがマーゴのトレードについて問い合わせを行っている」と伝えている。

現在29歳のマーゴはメジャー8年目の今季、99試合に出場して打率.264、4本塁打、38打点、9盗塁、OPS.686を記録。右ひじの故障で8月中旬から1ヶ月ほど戦列を離れたが、戦列復帰後の14試合で打率.333をマークするなど、後半戦は30試合に出場して打率.303と好調だった。守備面では中堅手として55試合(うちスタメン49試合)、右翼手として43試合(同32試合)に出場。右翼では守備防御点+2、OAA+4を記録したが、中堅ではやや精彩を欠き、守備防御点-5、OAA-1に終わった。

レイズはマーゴと2年1900万ドルの契約を結んでおり、契約最終年となる来季の年俸は1000万ドル。2025年の契約は年俸1200万ドルの球団オプション(またはバイアウト200万ドル)となっている。走攻守すべての面で一定以上の実力を誇る外野手であり、比較的リーズナブルな価格であることを考えると、トレード市場で人気を集めている現在の状況もうなずける。レイズはこのままいくと、来季開幕時点のペイロールが球団記録を大幅に更新することになるため、マーゴ、タイラー・グラスノーなど一部の主力選手のトレードを検討しているとみられる。

ヤンキースは今オフ、外野手2人の補強を目指しており、マーゴは補強ポイントの左打者ではないものの、外野手という条件には合致する。メッツは今季途中にマーク・キャナをトレードで放出したあと、左翼のレギュラーを固定できない状況が続いており、キャナに代わる外野手としてマーゴを狙っているのだろう。レイズがマーゴを放出するのは確実とみられているが、果たしてどのチームがマーゴを手に入れるのだろうか。

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