「宝塚議連」の国民・榛葉幹事長 俳優急死をめぐる問題で宝塚歌劇団の対応批判「出せる情報をすべて出して」

国民民主党の榛葉(しんば)賀津也幹事長(56)が17日、国会内での定例会見で、宝塚歌劇団の俳優急死問題について触れ「このようなことが起こったのは残念ですが、もっと残念なのはその後の対応。宝塚は、本来の宝塚が始まった原点に立ち返って、人を豊かに、皆を幸せにするという思いに立ち返って、この問題を振り返っていただきたい。今からでも遅くないので、出せる情報はすべて出して、やっていただきたい」と、歌劇団の対応を批判した。

榛葉氏は、宝塚歌劇を応援する超党派国会議員による宝塚議連のメンバー。「私も仲間に誘われて、この議連に入っている」とした。記者団から、宝塚歌劇団の問題について問われ「心痛いね。宝塚っていうのは、やはり夢を与える仕事。人を笑顔にして、心を豊かにして、人を幸せにする夢や希望を多くの皆さんに与えるのが宝塚のはず」と述べた。

続けて「その宝塚が原因となって、命を絶ち、その背景や中身についてご遺族含めて、どう見ても納得いかないと。これはあまりに悲しすぎる」と指摘。歌劇団OGも、声を上げ始めているとして「いろんなメッセージを出してくださっている方々もいる。そういったOGの声にも耳を傾けながら、誠意ある対応をしていただきたい」と苦言を呈した。

(よろず~ニュース・杉田 康人)

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