円相場、一時149円台 米長期金利低下

 17日の外国為替市場の円相場は、一時1ドル=149円台半ばに上昇した。6日以来の円高ドル安水準。米国市場でインフレが鈍化するとの見方が広がり、米長期金利が低下。日米金利差の縮小を意識した円買いドル売りが優勢となった。

 市場では「米長期金利の低下で、ドルに買いが入りにくくなっている」(外為ブローカー)との声があった。

 東京市場の午後5時現在は前日比94銭円高ドル安の1ドル=150円43~45銭。ユーロは1円06銭円高ユーロ安の1ユーロ=163円03~07銭。その後、ロンドン市場で円高がさらに進んだ。

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