「久しぶりにガッツポーズ」世界最大級チョコの祭典で「金賞」 4粒で日本の“四季”を表現

パリで開かれた世界最大級のチョコレートの祭典で、静岡県内の洋菓子店が作るチョコレートが「金賞」を受賞しました。

【写真を見る】「久しぶりにガッツポーズ」世界最大級チョコの祭典で「金賞」 4粒で日本の“四季”を表現

こちらが金賞を獲った「epice(エピス)Japon(ジャポン)」。日本の香り。

▼よもぎと苺と薔薇
▼温州みかんと柚子
▼完熟梅とジャスミン
▼レーズンと赤紫蘇 を使った4つのボンボンショコラを組み合わせました。

このチョコレートを作ったのは、静岡市や富士市で洋菓子店「キャトルエピス」を営む藁科雅喜さんです。

<キャトルエピス 藁科雅喜さん>
「日本の一年をチョコレートで表現できたらなというのと、割と自分たちがいつも食べているものを取り入れて作ろうと考えた。1月2月を表現して、よもぎと苺と薔薇で作っているが、ポイントは、よもぎの味と、そこから出てくるイチゴとバラの香りをテーマにしています」

4つのチョコレートで、日本の四季「春夏秋冬」を表現しました。

藁科さんが参加した「サロン・デュ・ショコラ」は、1995年から続く世界最大級のチョコレートの祭典です。フランスの評論家らが世界各国から出品されたチョコレートを審査します。

2023年は200人以上がエントリー、藁科さんは最高位の「金賞」と「外国人部門洗練ショコラ賞」の2つを受賞しました。今回、日本に店を持つ職人では唯一の受賞です。

<キャトルエピス 藁科雅喜さん>
「味の部分と香りの部分がすごく繊細で、(チョコレート)1個1個評価されたコメントが多かった。日々仕事をしていて、嬉しいことはあるが、久しぶりにガッツポーズしました」

「epice Japon」は、2024年1月下旬ごろからキャトルエピス富士店、静岡店で販売される予定です。

© 静岡放送株式会社