22日から順次給付 青森県・物価高対策「子ども・子育て世帯応援金」

 青森県は17日、物価高騰対策として県内に住む子ども1人当たり3万円を給付する「子ども・子育て世帯応援金」について、22日から各市町村が順次給付を始めると発表した。児童手当の受給世帯向けには、むつ、西目屋、五所川原、蓬田、階上の5市町村が、11月中の給付へ準備を進めている。ほかの35市町村は、12月から年明け1月にかけての給付を予定する。

 県のまとめでは、最も早いむつ市が11月22日、西目屋村が28日、五所川原市が29日、蓬田村と階上町が30日に給付する。予算化や事務処理の手続きから、市町村ごとに給付日は異なる。

 市町村から児童手当を受けていない世帯は、県の給付事務センターに、ウェブや郵送で申請する必要がある。受付期間は11月27日から2024年3月15日まで。申請からおよそ1カ月後に指定の口座へ振り込む。16~18歳の子どもがいる世帯や、24年2月29日までに新たに子どもが生まれた世帯などが、申請による給付の対象となる。

 宮下宗一郎知事は「各市町村とも問題意識が高く、スピード感を持って取り組んでいただいた。応援金によって、子育て世帯の暮らしが少しでも上向きになれば」と話した。

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