三吉彩花「変な話、本当に燃え尽きちゃって…」映画「ナックルガール」撮影後の裏話を語る

TOKYO FMで月曜から木曜の深夜1時に放送の“ラジオの中のBAR”「TOKYO SPEAKEASY」。今回のお客様は、俳優の三吉彩花さんと前田公輝さん。ここでは、2人が共演している映画「ナックルガール」(Amazon Prime Video)について、客観的に観た感想を語り合いました。

▶▶この日の放送内容を「AuDee(オーディー)」でチェック!

(左から)前田公輝さん、三吉彩花さん

◆2人が思う「ナックルガール」のメッセージ

三吉:私は(「ナックルガール」の)撮影が終わって、半年ぐらいは映像の作品の仕事が入っていなかったのね。モデルのお仕事とか、雑誌とか……。

前田:それは、あえて?

三吉:あえてではなかったけど、変な話、本当に燃え尽きちゃって、何にもできなかったの。ジムでトレーニングもできないし、家で料理も作れないし、毎日抜け殻のように(過ごしていた)。

前田:すごく聞きたかったんだけど、俺は演じているときって“役を生きよう”という意識はあるけど、いわゆる監督みたいな目線というか、(撮影中は)作品を客観的に見たり、“(お客さんが)この作品を観たときにどう思うか”みたいな視点は乏しくなっていなきゃいけないと思うのね。それで、今(撮影が終わって)1年ぐらい空いたけど(作品の)見え方とかは変わった?

三吉:客観的に映像を観たときに、橘蘭(三吉さんが演じた役)としての感情が戻ってきたっていうよりも、自分のなかにある闘争心とか“負けないぞ”みたいなものとか、前のめりになる感情が自然と出てきたの。

だから、客観的に作品を観られてはいるんだけど“それでも前のめりな気持ちになれるんだ”と思ったのと、誰しもが持っている内なる闘争心とか“発散したいけどできない、でも本当はこうしたい”っていう何かが、ちょっとうずうずするような作品だと思う。

前田:おお~! しかも、そのモヤモヤしたところの突破口じゃないけど、そういう一筋の光みたいなのを蘭が見出してくれるかもと思ったんだ。

三吉:そう! そう思ったのよ。

前田:それは“その映画を観てみたい!”ってなるな~。

三吉:もちろん、みんなそれぞれの好みがあると思うし、観たあともきっといろいろな感想があって、それもすべて正解だと思うんだけど、何だか蘭が、みんなの綱を「いくぞ!」って引っ張っていく感じがすごくあったね。

前田:すごくシンプルだけど、まさにそういうことなのかなって思うよね。“一歩を踏み出す勇気”っていうより、立ち止まっている足を蘭がちょっと押してあげて、“そこから踏み出すのはあなたたち次第ですよ”みたいな。

振り返ってみたら、踏み出すことで得たことがあったよねっていうのが、この作品から感じ取れるかもしれないね。

▶▶三吉彩花 原作と違う“金髪ショート”にした理由とは? 続きは「AuDee(オーディー)」で!

<番組概要>
番組名:TOKYO SPEAKEASY
放送日時:毎週月-木曜 25:00~26:00
番組Webサイト:https://www.tfm.co.jp/speakeasy/

© ジグノシステムジャパン株式会社