「興味深い選手がいる」U-22アルゼンチン代表を率いるマスチェラーノ監督が日本戦へ意気込み「非常に良いテストの機会」

U-22アルゼンチン代表を率いるマスチェラーノ監督[写真:©超ワールドサッカー]

U-22アルゼンチン代表のハビエル・マスチェラーノ監督が、U-22日本代表戦に向けて意気込みを語った。

18日、アルゼンチンは日本と対戦。パリ・オリンピック世代の対決がIAIスタジアム日本平で行われる。

アルゼンチンは来年1月に出場権を懸けた南米予選を控える中、今回は日本と非公開試合を含めて2試合戦うことになる。

現役時代はリバプールやバルセロナやアルゼンチン代表でも中心選手として活躍していたマスチェラーノ監督は、前日会見で日本戦に向けて意気込みを語った。

「今回は日本という強豪チームと対戦できることを嬉しく思っている。我々にとっては来年1月に行われる予定のオリンピック予選に向けての非常に良いテストの機会だと思っている」

今回はほぼベストなメンバーを組めているアルゼンチン。マスチェラーノ監督は「この試合も含めて、FIFAのマッチデーを生かして選手のパフォーマンスを見たいと思っている。12月にはよりハードな合宿を組める予定であり、そこに向けてできるだけ多くの選手たちのプレーが見たいと思っている」とコメント。「日本戦に関しては予定していた大半の選手を呼ぶことができた。2、3名はコンディションや個人的な事情で招集できなかったが、大半はできた」と、思っている選手を招集することはできているという。

日本との2試合は貴重なテストの場に。「今回の2試合というのは選手たちのパフォーマンスの分析を行う良い機会だ。それをもとに1月の予選に向けて結論を導き出していきたい」と見極めの場にしたいと語り、「選手個のレベルだけでなく、組織面でもこのチームを形作っていく。ピッチ内でプレーに必要となるような習慣をよりチームに浸透させていくという意味で、個人レベルでもチームレベルでも大事な機会だ。ここまでのFIFAマッチデーでは今回呼んでいない選手を見ることができたので、ここまでの流れを継続したいと思う」と語り、チーム作りを続けていきたいとした。

日本については「日本代表のここ最近の試合は見ている」と、過去の試合をチェック済みと語るマスチェラーノ監督。「アメリカ戦やアジアカップの試合の韓国戦、香港戦も見た。常に主導権を握ろうとするプレー、ボールの支配という意味でも素晴らしいチームだと思う」と印象を語り、「いくつかのポジションで興味深い選手がいる」とも。「本当に良い対戦相手であり、分析に当たっていた試合では積極的にゴールに向かって、アグレッシブにプレスをかけていくチームだと感じた」と、日本をしっかりと分析済みのようだ。

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