柔らかに山里照らす 南砺・相倉合掌造り集落

柔らかな光に照らされた相倉合掌造り集落

 18日から始まる富山県南砺市平地域の世界遺産、相倉合掌造り集落のライトアップを前に、試験点灯が17日、同集落で行われ、山里のかやぶき屋根の家屋が幻想的に照らし出された。

 集落では、伝統的な雪囲いの「オオダレ」と呼ばれるススキを編んだ幕で家屋の周りを覆う作業が進められている。試験点灯は雨が降る中、薄暗くなった午後5時ごろから始まり、冬支度する集落の様子が浮かび上がった。

 ライトアップは19日まで。午後5時ごろから同9時まで、合掌造り家屋など合わせて21棟を照らす。

© 株式会社北日本新聞社