ボリショイ総支配人兼務に否定的 指揮者、ゲルギエフ氏

ワレリー・ゲルギエフ氏=2022年12月16日撮影(タス=共同)

 ロシア第2の都市サンクトペテルブルクのマリインスキー劇場芸術総監督を務める指揮者ゲルギエフ氏は17日、モスクワのボリショイ劇場総支配人を兼務するとの報道について「これ以上仕事をする可能性は見つけられなかった」と述べ、否定的な考えを示した。ロシア通信などが伝えた。

 ゲルギエフ氏は記者団に対し「自分の国での活動は必要だと思っている」とする一方、「私は十分に多忙だ」と述べた。

 ロシア紙イズベスチヤは16日付の1面トップで、ボリショイ劇場のウリン総支配人が辞任し、プーチン大統領に近いゲルギエフ氏が後任を務めると報道していた。

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