日本代表戦でボーッとしてるヒマなんてあるわけないでしょ?! の巻/倉井史也のJリーグ

[写真:©︎J.LEAGUE]

そもそもJ3取り上げるってなかなかなかったんだけど、せめて残り3節、今取り上げなくてどうする!! ということで、今週末に行われるJ3リーグ第36節についていろいろ調べてみましたよ!!

愛媛FCが独走しててすでに昇格を決めたので、残り1枠はどこになるのか、まずは順位表を確認すると、

2位:鹿児島ユナイテッド/勝点58
3位:カターレ富山/勝点56
4位:松本山雅/勝点53
5位:FC大阪/勝点52
6位:奈良クラブ/勝点51
7位:FC岐阜/勝点51
8位:アスルクラロ沼津/勝点51
9位:FC今治/勝点50
10位:ガイナーレ鳥取/勝点49
11位:ヴァンラーレ八戸/勝点49

って、数字的にはここまでまだ可能性があるかもしれないぞ、って感じですね。

でもって、J2界、特に大宮方面から感心を集めるのが、FC大阪が2位に入らないかってコトでしょうね。なぜならFC大阪はJ2クラブライセンスを持っていないので、もし2位になったらJ2で21位になった大宮が降格しなくて済むのです。

ということで、2位から5位のチームの今後の対戦を調べると、

鹿児島|A・今治(9位)|H・沼津(8位)|A・鳥取(10位)
富|山|A・八戸(11位)|A・宮崎(19位)|H・YS横浜(12位)
松|本|H・YS横浜(12位)|A・讃岐(17位)|H・奈良(6位)
FC大阪|H・宮崎(19位)|A・今治(9位)|H・愛媛(1位)

おいおい、この対戦相手の中で昇格にも残留争いにも関係してないって、YS横浜だけじゃないですか。相手チームの順位を合計してみると、鹿児島が27、富山が42、松本が35、FC大阪が29と、一番厳しいのは鹿児島だけど2番目はFC大阪。ということは何となく富山有利かも?的な。

ここでそれぞれのチームのホームとアウェイの勝敗を調べると

・鹿児島
H:9勝4分5敗→1試合平均の勝点は1.7
A:8勝3分6敗→1試合平均の勝点は1.6

・富山
H:9勝4分5敗→1試合平均の勝点は1.7
A:8勝1分8敗→1試合平均の勝点は1.5

・松本
H:7勝5分5敗→1試合平均の勝点は1.5
A:8勝3分7敗→1試合平均の勝点は1.5

・FC大阪
H:6勝5分6敗→1試合平均の勝点は1.4
A:8勝5分5敗→1試合平均の勝点は1.6

これを相手を無視して単純に足し算して期待値を計算すると

鹿児島:1H+2A=4.9
富山:1H+2A=4.7
松本:2H+1A=4.5
FC大阪:2H+1A=4.4

うーん、やっぱり数字はどれも厳しいし、もはや鹿児島と富山の戦いかもってのが現実的だけど……。でもね、終盤戦3連勝ってやっぱり難しいんです。J2では最後の3試合で3連勝したのは町田と山形だけ。ってことで、どこかで必ずコケるってのが普通だから。

ということで、J3も大激戦。来週火曜日の、どこで見られるかよくまだ分からないシリアvs日本を前に、ぜひぜひ注目してほしいのでした。

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