現職が大統領選敗北認める リベリア、政権交代へ

 【ナイロビ共同】任期満了に伴う西アフリカ・リベリアの大統領選で、現職のジョージ・ウェア大統領(57)が17日、14日に実施された決選投票でジョセフ・ボアカイ前副大統領(78)に敗北したと認めた。ロイター通信が伝えた。ウェア氏が敗北を受け入れたことから、混乱なく政権交代が進むとみられる。

 ウェア氏はかつて欧州の名門サッカークラブで活躍した元スター選手。2017年の選挙でボアカイ氏を制して大統領に就任したが、野党勢力から汚職撲滅に失敗したなどと批判されてきた。

 地元ラジオで、ボアカイ氏に電話で祝意を伝えたことを明かし、支持者に向けて民主的手続きの尊重を呼びかけた。

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