【土日の天気】強い寒気流入 日本海側は暴風・雷雨・積雪などのおそれ あすは広範囲で小春日和

 きょう18日(土)は上空に強い寒気が流れ込んでいる影響で、午後は東日本や北日本の日本海側で雨足や雪の降り方が強まるおそれがある。風も強く、ふぶく所もありそうだ。最高気温は前日より低い所が多く、特に西日本では真冬並みの寒さになる所がある見通し。
 あす19日(日)になると強い寒気は抜けていくため、日中は晴れて日差しのぬくもりが戻る見込み。この土日は、あす19日(日)の方がお出かけや洗濯日和となりそうだ。

けさ東日本を飛び越え西日本で初雪を観測

 きょう18日(土)の日本付近は冬型の気圧配置が強まっている。上空には強い寒気が西回りで流れ込んでいる影響で、西日本では福岡、松江と下関で初雪を観測した。福岡では平年より30日と約1か月も早い冬の便りとなっている。
 また、日本海側を中心に風が強まっている。福岡県福岡市博多区と石川県羽咋郡志賀町では最大瞬間風速26.7メートルを観測して、11月としては記録的な暴風となっている。

午後は東・北日本の日本海側を中心に大気不安定

 きょう18日(土)午後になると、西日本で降る雪や雨は次第にやんでくる見込み。上空の強い寒気はゆっくりと東日本や北日本に移動するため、午後は東日本や北日本の日本海側で雨足や雪の降り方が強まるおそれがある。引き続き風は強く、ふぶく所も出てきそうだ。車の運転や交通機関の乱れなどに気を付けたい。
 また、大気の状態は非常に不安定となるため、落雷、竜巻などの激しい突風やひょうなどに注意が必要だ。

 全国的に昼間の気温は前日より低い所が多くなりそう。最高気温は、大阪・広島は12℃と12月中旬並みの見通し。また、高知は11℃と真冬並みの寒さが予想されている。冷たい風も強めに吹くため、体感温度はさらに低い可能性がある。昼間も暖かい服装で過ごしたい。
 一方で、関東は晴れる時間が長く、東京都心は17℃と前日より高くなりそう。仙台でも16℃とこの時季としては高く、日差しは暖かく感じられそうだ。

あすは広範囲で日差しのぬくもり戻り小春日和に

 あす19日(日)になると、上空の強い寒気は日本の東へ抜けていく見込み。午前中は北陸から北日本の日本海側で雨や雪の残る所がありそうだが、午後は晴れ間の戻る所が多くなりそうだ。強めの風も収まり、小春日和になる見込み。この土日は、あす19日(日)の方がお出かけや洗濯日和の所が多くなりそうだ。

 朝の最低気温は一桁の所が多く、冷え込む所が多い予想。前日に雨や雪の降った所を中心に、路面の凍結には気を付けたい。昼間は気温が上がり、最高気温は前日より高い所が多くなりそう。高知では17℃と大幅に上がり、広い範囲で日差しのぬくもりが戻る見込みだ。

(気象予報士・鈴木悠)

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