19日(日)未明 しし座流星群が見頃 太平洋側ほど晴れて観察チャンスあり

 国立天文台によると、19日(日)未明ごろはしし座流星群が見頃になるという。肝心な天気は沖縄、西日本から東日本の太平洋側や北海道の太平洋側では晴れて、流星群を観察することができそうだ。ただ、冷たい風は強めに吹き、夜中の気温は10℃を下回る所が多いため、寒さ対策を万全にして楽しむようにしたい。

月の条件はよく肉眼での観察がおススメ

 国立天文台によると、19日(日)未明ごろはしし座流星群が見頃を迎えるという。月の条件はよく、1時間に3個程度の流れ星が見えるということだ。
 国立天文台によると、流星群を観察するときはできるだけ人工の明かりが少ない場所を選び、暗闇に目が慣れるまで最低でも15分間は観察すると流れ星を見つけやすいそう。また、空のどの方角を向いてもよく、望遠鏡や双眼鏡などの特別な道具は必要なく肉眼で観察した方がいいということだ。

太平洋側ほど晴れ 日本海側はくもりや雨に

 18日(土)夜から19日(日)未明にかけて、沖縄、西日本から東日本の太平洋側や北海道の太平洋側では晴れる見込み。しし座流星群を観察することができそうだ。日本海側や東北の太平洋側は上空の強い寒気の影響で雲が広がりやすく、平野部では雨、山沿いでは雪が降りやすい見通し。流れ星の観察は難しそうだ。

晴れても冷たい風強め 万全な寒さ対策を

 晴れる所でも冷たい風が強めに吹く見通し。特に19日(日)未明ごろの気温は10℃を下回り、人工の明かりが少ない山沿いなどでは5℃や0℃をも下回る所がありそう。星空観察に出かける際は、寒さ対策を万全にして楽しむようにしたい。

 なお、国立天文台によると、しし座流星群の出現期間は今月いっぱいだということだ。18日(土)夜から19日(日)未明にくもりや雨となる日本海側でも、別の日に観察するチャンスがあるかもしれない。

(気象予報士・鈴木悠)

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