強い風雨、朝方冷え込む 金沢中心部あられ

あられが降り、うっすらと白くなった芝生=18日午前10時35分、金沢21世紀美術館

  ●19日も荒天、土砂災害警戒

 18日の石川県内は、上空に強い寒気が流れ込んで大気の状態が不安定となり、雨や風が強まった。最大瞬間風速は志賀26.7メートル、羽咋24.6メートルを観測し、朝方の最低気温は金沢4.7度など6地点で今季最低を記録した。

 金沢市ではあられが降る時間帯もあり、金沢21世紀美術館を訪れた観光客らは、うっすら白くなった芝生に冬の寒さを感じ取った。金沢地方気象台は輪島、珠洲に大雨警報、金沢など各地に波浪警報を出した。

 気象台によると、県内は18日夜遅くにかけて荒天が続く見込み。気象台は19日まで土砂災害や強風、高波に警戒するよう呼び掛けている。

  ●特急が迂回運転

 JR西日本は18日、滋賀県内で強風が見込まれるため、金沢と大阪を結ぶ特急「サンダーバード」上下線16本を米原経由に迂回(うかい)して運転すると発表した。20~40分の遅れが生じ、約4千人に影響する見込み。

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