中国、豪軍艦にソナー作動 潜水員が軽傷、音波浴びたか

オーストラリア海軍のフリゲート艦「HMASトゥーンバ」(手前)=9月(オーストラリア国防省提供・共同)

 【シドニー共同】オーストラリアのマールズ副首相兼国防相は18日、日本のEEZで潜水作業をしていたオーストラリア海軍のフリゲート艦に対し、中国軍の駆逐艦が14日に音波探知機(ソナー)を作動させる危険な行為をしたとして「深刻な懸念」を表明した。複数の潜水員が音波を浴びた影響とみられる軽傷を負った。

 最近のオーストラリアと中国の関係改善の動きに影響する可能性がある。マールズ氏はソナー作動を「危険で未熟な行動だ」と批判した。

 発表によると、フリゲート艦「HMASトゥーンバ」は国連制裁の監視活動のため航行。寄港の準備のため、潜水員がスクリューに絡まった漁網を取り除く作業をしていた。

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