マーリンズのベンディックス編成本部長が古巣レイズから2選手獲得

レイズのGMからマーリンズの編成本部長に転身したピーター・ベンディックスの新天地での最初の仕事は古巣レイズとのトレードとなった。日本時間11月18日、マーリンズはエリック・ララ、アンドリュー・リンゼイという2人のマイナーリーガー(と後日指名選手または金銭)をレイズへ放出し、ビダル・ブルハンとカルビン・フォーシェを獲得するトレードが成立したことを発表。ベンディックス編成本部長は「最初のトレードはレイズが相手になると思っていた人が多いんじゃないかな」と笑った。

現在25歳のブルハンはマイナーでシーズン55盗塁を記録したこともある俊足のユーティリティ・プレーヤーで、メジャー3年目の今季は37試合に出場して打率.171、0本塁打、6打点、3盗塁、OPS.438を記録。マイナーAAA級では59試合で打率.272、10本塁打、OPS.839をマークしたが、メジャー通算打率.157、OPS.439という数字が示す通り、打撃面がメジャー定着への大きな課題となっている。守備面では一塁を除く内外野6ポジションの経験があり、ベンディックス編成本部長は「私は複数のポジションを守れる選手を高く評価している」と語る。

現在28歳のフォーシェはメジャー2年目の今季、17試合(うち4先発)に登板して25回2/3を投げ、1勝1敗、1ホールド、防御率7.01、25奪三振を記録。昨年5月のメジャー初登板では大谷翔平(エンゼルス)にキャリア初のグランドスラムを浴びた。ベンディックス編成本部長は「彼はいいボールを持っている。特に変化球が素晴らしい」と新天地でのブレイクに期待を寄せている。

ララはドミニカ共和国出身の17歳の遊撃手で、今年1月に国際アマチュア選手としてマーリンズと契約。今季はドミニカ共和国のサマーリーグ(ルーキー級に相当)で34試合に出場し、打率.305、2本塁打、32打点、5盗塁、OPS.861をマークしてチームMVPに選ばれた。

リンゼイは24歳の右腕で、今年のドラフト5巡目指名でマーリンズに入団。今季はルーキー級で2試合だけ先発し、4回1/3を投げて0勝1敗、防御率8.31、2奪三振に終わった。プロ1年目でトレードを経験することになったが、ララとともに新天地での成長が期待される。

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