米大物ミュージシャン 元恋人から性暴行と虐待、性目的の人身売買で告発される ニューヨークタイムズに声明

大物ラッパーのショーン・“ディディ”・コムズ(54)が、元恋人の歌手のキャシー(37)からレイプと虐待、性目的の人身売買で告発された。10年以上ディディと交際、以前はディディのレコードレーベル、バッド・ボーイと契約していたキャシー(本名カサンドラ・ヴェントゥーラ)は、元パートナーに対する訴訟で「虐待、暴力、性売買の連鎖」の被害を受けたと主張している。

ニューヨークタイムズ紙に寄せた声明の中で、キャシーはこう語っている。「何年も沈黙と暗闇の中にいたが、ようやく自分の話をする準備ができた。自分自身のために、そして交際相手からの暴力や虐待に直面している他の女性のために、声を上げる準備ができた」

キャシーは、19歳の時ディディによる支配と虐待のパターンが始まり、殴られ、男娼とのセックスを強要され、それを撮影されたと主張、また2018年には、ディディが家に押し入ってきてレイプされたと綴っている。

ディディはこれらの疑惑すべてを否定しており、担当弁護士のベン・ブラフマン氏はこれらの主張を「不快で常軌を逸している」と話している。

また同弁護士は、2018年にディディと別れたキャシーが、ディディに関する「根拠のないとんでもない嘘」をついたとは非難し、こう声明を出している。「コムズ氏はこれらの攻撃的で理不尽な主張を強く否定しています」「この半年間、コムズ氏は二人の関係について有害な本を書くという脅迫のもと、ベンチュラ氏の執拗な3000万ドル(約45億円)の要求にさらされてきましたが、あからさまな脅迫として明確に拒否してきました」「最初の脅迫を撤回したにもかかわらず、ベンチュラ氏は今、根拠のないとんでもない嘘にまみれた訴訟を起こし、コムズ氏の評判を傷つけ、報酬を得ようとしています」

(BANG Media International/よろず~ニュース)

© 株式会社神戸新聞社