水入り6分40秒、北青鵬が勝つ 「全然疲れてはいない」

水入りとなった、北青鵬(右)と翠富士の一番=福岡国際センター

 合計約6分40秒で水入りとなった熱戦は北青鵬が体格差を生かし、けりをつけた。204センチで22歳の大器は「全然疲れてはいない」と若々しい笑顔。水入りは2015年春場所の照ノ富士―逸ノ城以来だった。

 右下手で食い下がる174センチの翠富士に対し、肩越しの左上手でじっと構える北青鵬。自分からほとんど仕掛けず、27歳の小兵の投げにのしかかるような上手投げで仕留めた。持久戦が功を奏し「あの体勢はしんどくはない。最後は体重を預けた」とうなずく。

 翠富士は力尽きた様子。「腕がぱんぱん。右手が開かない。今日で千秋楽が終わった」と冗談交じりに悔やんでいた。

© 一般社団法人共同通信社