県内冬本番 除雪車が初出動 白峰・谷峠で積雪

道路に積もった雪をかき分ける除雪車=18日午後3時、白山市白峰の国道157号

 白山市白峰の国道157号谷峠付近(標高700メートル)で、18日午後1時ごろ、積雪が規定量の5センチに達し、県石川土木総合事務所が今季初めて除雪車両1台を出動させた。初出動は昨年より19日、平年より12日早く、過去10年では最も早かった。

 作業は午後3時ごろから福井県境付近の苅安(谷峠)―堂の森間の約2キロで始まり、除雪トラック1台が路面に積もった雪をかき分けた。

 18日の石川県内は、上空に強い寒気が流れ込んだ影響で荒天となった。最大瞬間風速は羽咋26.9メートル、志賀26.7メートル、金沢22.6メートルに達した。日中は気温が下がり、最低気温は白山河内1.5度、金沢4.2度など8地点で今季最低を記録した。

  ●強風で特急迂回

 JR西日本は18日、滋賀県内の強風のため、金沢と大阪を結ぶ特急「サンダーバード」上下線16本を米原経由に迂回(うかい)して運転した。約4千人に影響した。

 金沢地方気象台によると、19日は明け方まで荒れた天気が続き、次第に曇りとなる。

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