「地元の山の豊かな自然を知って」京都・亀岡の牛松山散策の催し

牛松山の頂上を目指す参加者ら(亀岡市千歳町)

 美しい森林を次世代に引き継いでいこうと活動する市民団体「亀岡の森と水と健康を考える会」がこのほど、京都府亀岡市内の牛松山を散策する催しを開いた。参加者は木々や植物に目を向け、身近にある森への関心を深めた。

 牛松山は標高636メートルで、市内から訪れた家族連れ11人はハイキングコース約7キロを散策。山頂を目指す道中では、森についてのクイズを解きながらヒノキや松の森を歩き、サルノコシカケなどのキノコを発見して目を輝かせていた。

 親子で参加した吉川小学校2年の児童(7)は「疲れたけど、キノコを見つけたりできて楽しかった。また登ってみたい」とうれしそうだった。

 同会の藤田良子代表は「身近な山に登った経験のない人は多い。地元の山にも豊かな自然があることを知り、その活用に思いを寄せてほしい」と願った。

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