井村久美子さん、目標大事と説く 山形、キッズキャンプ

井村久美子さんのオンライン講演などが行われたキッズキャンプ=山形市・県体育館

 県スポーツタレント発掘事業「YAMAGATAドリームキッズ」のキッズキャンプが18日、山形市の県体育館で2日間の日程で始まった。陸上女子走り幅跳び元日本記録保持者で2008年北京五輪出場の井村久美子さん(旧姓池田、酒田市出身)がオンラインで講演し、競技力向上のポイントを助言した。

 当初は講話と運動指導を行う予定だったが、悪天候の影響で来県できず、オンライン講演で自身の経験を伝えた。井村さんは小学5年の時から練習ポイントなどを書きためたノート約30冊が「自分の原点」だと説明。「不器用だった自分は何度もノートを読み直した。『昨日より成長できた』という達成感が好きで競技に打ち込んだ」と振り返った。さらに「世界を意識したことで、それをストイックに続けることができた」とし、目標設定の重要性を説いた。

 12~14期生の小学生約40人が参加。井村さんは19日午前10時15分~同11時45分に同体育館で運動指導を行い、県はその様子を一般公開する。参観無料。

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