旧海軍・舞鶴鎮守府ゆかりの戦没者弔う 京都・舞鶴の舞鶴海軍墓地で慰霊祭

慰霊碑に献花する参列者ら(舞鶴市余部上・舞鶴海軍墓地)

 旧海軍の舞鶴鎮守府に関係する戦没者を弔う慰霊祭がこのほど、京都府舞鶴市余部上の舞鶴海軍墓地で営まれ、遺族や海上自衛隊関係者約180人が冥福を祈った。

 海自OBらでつくる舞鶴海軍墓地護持会などの主催。太平洋戦争で亡くなった約4万柱を合祀(ごうし)する「舞鶴鎮守府大東亜戦争戦没者之碑」の前で、同会の川村大和会長が「今日の平和と繁栄は戦没者の皆様の犠牲の上に成り立っていることを忘れてはならない」と述べた。鴨田秋津舞鶴市長や下淳市・海自舞鶴地方総監も追悼の辞を読み上げた。

 海自隊員による弔銃発射の後、参列者が碑に献花。海自舞鶴音楽隊が「海ゆかば」などを厳かに演奏する中、戦争や平和に思いをはせた。

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