ヤンキースが山本由伸に強い関心を示す 「西海岸希望」との噂も

まもなく山本由伸の争奪戦がスタートする。米スポーツ専門チャンネル「ESPN」のバスター・オルニー記者によると、山本は現地時間11月20日に正式にポスティング公示される見込みとなっており、これは翌21日から全30球団との交渉が解禁されることを意味する。25歳の山本に対して、すでに10球団以上が関心を示していることが報じられているが、そのなかでも特に熱心に山本獲得を狙っているとみられるのがヤンキースだ。

「ニューヨーク・ポスト」のジョン・ヘイマン記者によると、ヤンキースは山本を熱心に追いかけており、「非常に強い関心」を示しているという。ヘイマン記者は大谷翔平が「ニューヨークのような大都市でプレーすることに興味を示さない可能性がある」ことを理由に、ヤンキースが早い段階で大谷争奪戦から撤退する可能性があることを伝えているが、その一方で、山本はヤンキースにとって今オフの「トップ・ターゲット」になる可能性もあるようだ。

なお、ヘイマン記者は先日、関係者のなかには「山本が西海岸でのプレーを希望している」と考えている者がいることを伝えていた。しかし、ヘイマン記者によると、ヤンキースとメッツの関係者はその噂を信用せず、全力で山本獲得に乗り出すつもりだという。日本球界最高の投手をめぐって、ニューヨークの2球団を中心とした激しい争奪戦が繰り広げられることは間違いない。

山本に興味を示していることが報じられているのは、ヤンキースとメッツのほかに、レッドソックスとドジャースだ。さらに、レンジャーズ、マリナーズ、カブス、ジャイアンツ、カージナルスも獲得に乗り出す可能性があるとみられており、新たにフィリーズ、ダイヤモンドバックス、タイガースも興味を示していることが明らかになった。これだけですでに12球団。来季のための即戦力というだけでなく、中長期的な戦力としても期待できる山本に対しては、コンテンダーだけでなく再建中のチームも興味を示す可能性があり、山本の獲得に乗り出す球団は今後さらに増えるかもしれない。

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